「戦火の故郷」帰国報告会
1月10日(土)、ウクライナ・ドニプロ出身のアナスタシア・ストラシコさんによる「戦火の故郷」帰国報告会を行い、総勢53名ご参加いただきました。
アナスタシアさんはウクライナでは1日の中で3~6時間しか電気は使えない、静寂の中で聴こえるのは電気を作り出す発電機の音、ロシアからのドローンは1日中飛び交っているなどウクライナの現状を語り、「この写真を見て遠い国の出来事ではなく、皆さんの未来の話として考えるきっかけになれば」と話しました。参加者はアナスタシアさんのお話に真剣に耳を傾け、その後の質疑応答では次々と質問を投げかけていました。



帰国報告会の模様が1月11日(日)付で長崎新聞に掲載されました。全文をご紹介します。

『2022年のロシアによるウクライナ侵攻を受けて日本へ避難した同国出身のアナスタシア・ストラシコさん(27)が10日、長崎市内で昨年10月に一時帰国した際の故郷の現状などを報告した。北東アジアの領土問題を例に挙げ「ウクライナへの侵略は日本にとっても人ごとではない」と語った。
長崎新聞(令和8年1月11日)
アナスタシアさんは長崎大の元留学生で兵庫県在住。定期的に故郷に帰っている。かつて観光客が歩き、家族が普通に暮らしていた町も侵攻後は人影がほとんどなくなったという。気温マイナス10度を下回る中でも電気を使える時間は限られ、ロシアのドローンが町の上空を飛び続けているのが現状だという。
アナスタシアさんは故郷が置かれる現実を見てきたからこそ、世界中でも同じことが起こりえると考える。「長崎が過去の悲劇を語り続けてきたように、今ウクライナで起きている現実から目をそらさず、二度と繰り返させないという意志を行動で示していく必要がある」と力強く語った。
同市松が枝町のナガサキピースミュージアムで開催中のロシアによる侵攻前後のウクライナの街並みを比較できる写真展に合わせた帰国報告会。市民ら約50人が参加した。 (江川雅玖)』