切支丹、その出会い展 開催中
現在ミュージアムでは、『切支丹、その出会い Hidden Christian Story 叶野千晶写真展 Photography Exhibition』を開催しています。
東京在住のアーティスト写真作家・叶野千晶さんが、2023年10月から2024年1月までの間、雲仙市に住み込みで働きながら長崎に滞在し、カクレキリシタンの構成資産を中心に撮った写真など約60点を展示しています。
※カクレキリシタンとは…禁教が解かれても、宣教師の指導下に入らず、潜伏時代の信仰を今もなお、守り続けている信者のこと。
5月24日付で長崎新聞に掲載されました。全文をご紹介します。
『東京在住の写真家、叶野千晶さん(53)がキリシタン迫害などの歴史をテーマに撮影した写真展「切支丹、その出会い Hidden Christian Story」が、長崎市松が枝町のナガサキピースミュージアムで開かれている。6月16日まで(月曜休館)。無料。
長崎新聞(令和6年5月24日)
叶野さんがキリシタンに関する写真を撮り始めたのは2021年。五島列島を訪れ、日常に溶け込む教会の存在に魅了された。その後も平戸や長崎市外海地区などを巡り、昨年10月から今年1月末にかけて雲仙市小浜町の雲仙温泉街に滞在し撮影を続けた。
会場には、滞在中に撮影した南島原市の「原城聖マリア観音像」や雲仙市の「雲仙地獄」、新上五島町の「キリシタン洞窟」などキリシタンにまつわる写真約60枚が並ぶ。長崎市下黒崎町の黒崎かくれキリシタンの帳方(指導者)、村上茂則さんを取材した際の記録も展示している。
叶野さんは撮影を通して、地域間で違う信仰の仕方や、かくれキリシタンの思いに触れることができたと振り返り「信仰が過去のものではなく、今も行われていること。そして未来につながっていくことを多くの人に知ってほしい」と話した。 (荒木瑞姫)』
展示は6月16日(日)、14時まで開催しています。皆様のご来館をお待ちしております。