あの日を忘れない…
今年で被爆80周年を迎えた長崎原爆の日。
その長崎原爆の日を風化させないよう、“8月9日11時02分にシャッターを切ろう!”とSNS等で呼びかけ集まった「忘れないプロジェクト写真展」が10月7日(火)より始まりました。





今回はウクライナ留学生の協力のもと、ウクライナの8月9日11時02分の写真も合わせて展示しています。
ウクライナの前線で戦う軍人が撮った塹壕の写真やスマホに表示された11時02分と一緒に愛犬を撮影したもの等さまざまな写真が並んでいます。



10月10日(金)付で長崎新聞に掲載されました。全文をご紹介します。

『長崎原爆がさく裂した8月9日午前11時2分に合わせて撮影された作品を募る「忘れないプロジェクト」の写真展が、長崎市松が枝町のナガサキピースミュージアムで開かれている。17回目の今年はウクライナで撮影された写真を含め、応募された363枚を展示。入場無料。11月3日まで。
長崎新聞(令和7年10月10日)
同プロジェクトは入市被爆者で、アマチュアカメラマンの小川忠義さん(81)=同市江平1丁目=が、長崎原爆の日を風化させたくないと、2009年から毎年開催。集めた写真は累計2181枚に上る。孫の長門百音さん(22)と一緒に、交流サイト(SNS)などで募集した。
ウクライナから本県に避難しているアナスタシア・ストラシコさんにも呼びかけ、ロシアの侵攻を受ける現地の写真や、防空壕の中で就寝している写真など計23枚も並べた。「長崎の悲劇がウクライナ人に降りかからないことを強く願う」「長崎の人々のように平和に暮らせると信じている」といった撮影者の言葉が添えられている。 小川さんは「のどかな街並みや子どもの笑顔など、平和に暮らしているから撮れる写真。平和のありがたみを感じてほしい」と話している。 (荒木瑞姫)』